コラム

筋膜について①

筋膜とは

筋膜リリース、筋膜整体など、最近良く耳にすることも多い”筋膜”。
筋肉は何となくイメージできる方も多いと思いますが、筋膜って何ぞや??
そこで今回は筋膜について少し詳しく書いていきたいと思います。
分かりづらいところもあるかとおもいますが、ご容赦くださいませ。

あおき整骨院取扱い機器「メディセル」メーカーより画像参照

筋膜

筋膜とは、身体全体の張力伝達ネットワークの要素とみなすことができるコラーゲン性結合組織の全て。と定義されています。

筋膜組織の形状は、張力(長さを伸ばす向きに加えた力のこと)の局所的な過去の状況に依存しています。
人体の主要な関節周囲のコラーゲン組織は、その大部分が段階的に変化しており、靭帯・関節包・腱・中隔・または筋肉を包んでいるところの明確な区別は難しいと思われます。

筋膜の構成要素

筋膜は基本的に細胞と細胞外マトリクス(すべての組織、臓器中に存在する非細胞性の構成成分のこと)の2つからなっております。全体のなかで5%が細胞で、残りは細胞外マトリクスです。
5%の細胞のうち、ほとんどが線維芽細胞です。この細胞は周囲のマトリクスの構築、保守する役割があります。
マトリクスは基質物質と線維成分に分けられます。基質物質に含まれる成分のほとんどはプロテオグリカン(真皮中に含まれる糖タンパク)がついた水分からなります。線維成分のほとんどはコラーゲン線維です。

水分を除いて、筋膜成分の大部分は線維芽細胞によって産生、再構築され維持しています。線維芽細胞は生化学的刺激(ホルモンなど)に反応するのと同じように、機械的刺激(運動、ストレッチなど)に反応します。なので運動不足では、線維芽細胞は適切な基質繊維を産生しないです。

線維芽細胞には張力および、機械的刺激を感知するためのセンサーがあります。これに応答して線維芽細胞たちは常に代謝機能を変化させています。

運動は大切

健全な筋膜と運動不足の筋膜 の画像
↑この画像で、左図は健全な筋膜で、コラーゲン線維が明確な配列をしています。個々のコラーゲン線維は強い波状構造を持っています。
右の図は運動不足の筋膜で、多方向の網状線維構造を生じさせ、波状構造の減少、弾性力を失います。

適切な運動は、この波状構造を取り戻し弾性力を増加させます。

運動って大切ですね、、、。
また次回。

専門的になってしまいましたが、興味のある方はぜひあおき整骨院までいらしてください!!

 

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